旅客消費総額14%増―13年通年
- 2014/2/20 9:10
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は2月19日、2013年通年の旅客消費調査結果を発表。同期の旅客消費総額(ゲーミング関連消費除く)は前年同期比14%増となる595億パタカ(日本円換算:約7,611億円)だった。旅客1人あたり平均消費額は9%増の2,030パタカ(同:約26,000円)。宿泊を伴う旅客に限ると8%増の3,425パタカ、日帰り旅客は13%増の662パタカ。
2013年第4季の旅客総消費は前年同期比12%増の163億パタカ。宿泊を伴う旅客による消費が7%増の134億パタカ、日帰り旅客が46%増の29億パタカ。
2013年第4季の旅客1人当たり平均消費額は2,201パタカで、前年同期比9%増。出身地別では中国本土からの旅客が2,801パタカと最高で、そのうち個人旅行客に限ると2,909パタカ。なお、中国本土に次いで消費額が多いのは日本からの旅客の1,800パタカ、シンガポールが1,795パタカで3番目。長距離旅客ではオーストラリアからの旅客の消費が最も多く1,367パタカ。
消費の用途別内訳はショッピングが50%、宿泊が26%、飲食が18%だった。ショッピングの内容として多かったのが、時計・ジュエリーが21%、お土産用食品が21%。中国本土からの旅客のショッピング消費は11%増の1,605パタカ、個人旅行者に限ると19%増の1,895パタカ。長距離旅客については宿泊費、飲食代に占める割合が高かった。
宿泊を伴う旅客の平均消費額は前年同期比6%増3,776パタカ、日帰り客は同40%増の746パタカ。中国本土旅客のホテル宿泊及び日帰り旅客の消費額はそれぞれ4,852パタカ、949パタカ、個人旅行客では5,036パタカ、1,462パタカとなる。
また、旅客への満足度調査によると、マカオのホテル施設及びサービス、旅行社のサービスについて、それぞれ89%、85%が高評価、一方で観光スポットと公共交通機関について、それぞれ12%、11%が不足、要改善と評価したという。通年ではホテル施設及びサービスと旅行社のサービスについて、それぞれ91%、90%が高評価、観光スポットと公共交通機関についてはどちらも8%が不足、要改善との評価。 マカオでは、中国本土旅客、中でも個人旅行客の旺盛な購買力がマーケットを牽引している。