マカオ新口岸地区で住宅用マンションを転用した無認可宿泊施設摘発

 マカオ司法警察局は1月17日、同月16日にマカオ半島新口岸地区で無認可(違法)宿泊施設を摘発したと発表。

 同局によれば、新口岸地区に所在する住宅用途のマンションの1戸が違法宿泊施設になっているとの情報をキャッチし、現場へ捜査員を向かわせ立入検査を行ったところ、戸内に中国本土居民の男5人と香港居民の女1人がおり、調査を経て中国本土居民の男らが香港居民の女に費用を支払って滞在していたことが明らかになったという。

 その後、6人を同局へ移送して身元確認及び調査手続きを行い、6人ともマカオでその他の刑事犯罪に関わっていないことが確認されたため、中国本土居民の男5人については立ち去ることを許可し、香港居民の女はマカオ滞在目的に合わない活動に従事したとして治安警察局の入管部門に身柄を引き渡すとした。

立入検査時の戸内の様子(写真:マカオ司法警察局)

 なお、当該住戸が違法宿泊施設であることが確認されたため同局から宿泊施設の許認可を管轄する旅遊局へ封鎖するよう通知したとのこと。

 現場周辺はホテルやカジノ施設、オフィスビルが集積するエリアにあたる。マカオでは、アフターコロナで社会の正常化が進む中、コロナ禍で沈静化していた無認可宿泊施設や違法両替などが再び出現している状況で、犯罪の温床になる存在として警察が取り締まりを強化して臨んでいる。

封鎖された違法宿泊施設の入口(写真:マカオ司法警察局)

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