マカオ、旧正月シーズンにパレード2回と花火大会3回開催
- 2024/1/18 16:47
- ツーリズム
観光都市マカオにとって、農暦新年(旧正月)シーズンは年間最大の書き入れ時のひとつとなり、多くのインバウンド旅客がマカオを訪れると見込まれている。
マカオ政府旅遊局(MGTO)は1月18日に会見を開き、まもなく迎える農暦新年シーズンに開催を予定しているイベントの概要を発表。目玉イベントは複数日にわたって開催されるパレードと花火大会となる。
祝賀パレードは農暦新年の3日目にあたる2月12日にマカオ半島中区一帯、同8日目にあたる2月17日にマカオ半島の北区一帯でそれぞれ開催される。同局では、今年は新中国の成立75周年、マカオの中国復帰25周年にあたり、また干支である辰年(甲辰年)にちなんだテーマの山車やパフォーマンスを準備するとした。
例年、3日目に中区一帯で開催されるパレードの方が規模が大きく国際的で、より観光客が楽しめるものとなっている。今回、3日目のパレードには山車(電飾を施した車両)15台とマカオ、中国本土、香港、海外から30チーム、約1000人のパフォーマーが出場を予定しているという。開催時間は午後8時から午後9時45分までで、山車とパフォーマーは西灣湖廣場(マカオタワー前)を起点に孫逸仙大馬路、マカオ科学館前を経てマカオフィッシャーマンズワーフに至るルートを進む(※例年とは逆方向)。沿道には2500席超の観覧席も設けられるが、例年すぐに埋まってしまうため、観賞する場合はルート上の別の場所を予め候補に入れておくのが無難。なお、これまで日本の伝統文化パフォーマンスチームが複数回参加しているが、今回の日本からの参加の有無については主催者へ確認中のため、情報が得られ次第アップデートする。
また、農暦新年シーズン中に花火大会を3夜にわたって開催されることも発表され、日時は2月12日(農暦新年3日目)午後9時45分、17日(同7日目)及び24日(元宵節)の午後9時から15分間、マカオタワー正面海上が打ち上げ会場となる。例年よりも華やかな農暦新年となりそうだ。
このほか、農暦新年の元日にあたる2月10日には恒例の巨大金龍によるパレードが午前11時45分に聖ポール天主堂跡を出発し、セナド広場、東方斜巷、ドン・ペドロ5世劇場、龍嵩街、擺華巷、マカオ政府本部ビル、卑第巷、聖ローレンス教会、リラウ広場、媽閣街、媽閣廟、西灣湖大馬路、南灣湖圓形地を経て13時に西灣湖廣場へ至るルートを更新するほか、10、11日にかけて市内各所でライオンダンスショーなど農暦新年を祝う様々なパフォーマンスの開催が行われるとのこと。