薩摩國広域輸出促進協議会がマカオで食品フェア開催…田中良二会長らトップセールスで現地入り
- 2024/1/21 19:50
- 澳日関係
鹿児島県の西部に位置する薩摩川内市・日置市・阿久根市の3自治体が海外との交流や貿易を目的に組織した薩摩國広域輸出促進協議会が、2024年1月16日から23日までの8日間、マカオの市街地中心部・南湾エリアにある百貨店「ニューヤオハン」7階のスーパーマーケット特設コーナーで「薩摩國食品フェア」を開催している。
同協議会がマカオでフェアを開催するのは今回が二度目で、前回も同じ会場だった。
今回のフェアでは、薩摩國の3市で生産された加工食品、水産加工品、調味料、酒類、飲料水、茶、菓子といった特産品が40品目以上展示販売されている。
きょう(1月21日)現地時間午後3時から、同協議会の田中良二会長(薩摩川内市長)ら一行が現地の会場を訪れ、ハッピ姿で現地消費者と直接コミュニケーションを図り、特産品の数々をアピール。また、田中氏は会場で現地メディアの囲み取材にも応じ、特産品のみならず、訪日旅行のデスティネーションとしての薩摩國の魅力を語った。フェア会場訪問以外にも現地の食品輸入会社やバイヤーとのミーティングなどトップセールスを行うという。
田中氏のマカオ訪問は三度目で、今回もマカオの経済発展ぶりに驚いたとし、1人あたりGDPが世界トップクラスにあり、市民の購買力が高く、大型リゾートホテルも多く存在する消費地として大きな期待をしており、売り込みをかけていきたいとした。
フェア会場は週末の午後とあり、地元マカオと中国本土からのインバウンド旅客とみられる買い物客で賑わっていた。販売担当スタッフによれば、出展商品に対する消費者の反応は良く、試飲・試食から購入につながるケースが多い印象とのこと。