マカオ、2024年1月のカジノ売上は約3534億円…対前年同月67%増、対前月でも伸長
- 2024/2/1 12:59
- カジノ・IR
マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は2月1日、今年(2024年)1月の月次カジノ売上(粗収益、Gross Gaming Revenue=GGR)統計を公表。
今年1月のカジノ売上は前年同月から67.0%増の193.37億パタカ(日本円換算:約3534億円)で、対前月でも4.1%増。コロナ前の2020年同月との比較では12.6%減。
1月の営業日は31日間で、前月と同。1月の1営業日あたりの平均売上は前月を0.25億パタカ(約4.6億円)上回る6.24億パタカ(約114.1億円)だった。
マカオではコロナ禍で入境制限を含む厳格な防疫措置が講じられた関係で2020年2月〜2022年12月にかけてカジノ売上が低迷したが、昨年1月初頭にウィズコロナへ転換。アフターコロナ初年となった昨年のカジノ売上は3月から本格的な回復が進み、夏場以降に加速。4月終了時点で前年通期の実績を上回り、10月終了時点で政府が財政予算で設定した年間カジノ売上目標の1300億パタカ(約2兆3760億円)を達成。昨年通期のカジノ売上は前年から333.8%増の1830.59億パタカ(約3兆3457億円)で、2019年との比較では37.4%減。政府は市場の回復が進む状況を受け、2024年の財政予算でカジノ売上目標を引き上げ、2160億パタカ(約3兆9477億円)としている。
【資料】2013年〜2023年のマカオの年間カジノ売上の推移(カッコ内は前年比)
・2013年:3607.49億パタカ=約6兆5932億円(18.6%増)*ピーク時
・2014年:3515.21億パタカ=約6兆4246億円(2.6%減)
・2015年:2308.40億パタカ=約4兆2190億円(34.3%減)
・2016年:2232.10億パタカ=約4兆0795億円(3.3%減)
・2017年:2657.43億パタカ=約4兆8569億円(19.1%増)
・2018年:3028.46億パタカ=約5兆5350億円(14.0%増)
・2019年:2924.55億パタカ=約5兆3451億円(3.4%減)
・2020年:604.41億パタカ=約1兆1047億円(79.3%減)
・2021年:868.63億パタカ=約1兆5876億円(43.7%増)
・2022年:421.98億パタカ=約7712億円(51.4%減)
・2023年:1830.59億パタカ=約3兆3457億円(333.8%増)