高級品の輸入大幅増―14年1月対外商品貿易統計

マカオ政府統計調査局は2月28日、今年(2014年)1月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年同月比1%減の10.0億パタカ、輸入は同25%増の88.2億パタカとなった。1月の貿易赤字は78.2億パタカ。

輸出のうち、再輸出貨物が前年同月と同水準の8.3億パタカ、地元産品の輸出は同7%減の1.7億パタカだった。

輸出先のうち、中国本土が1.3億、欧州連合(EU)向けの貨物価値が前年同月比でそれぞれ6%、5%増だった一方、香港が6.3億パタカ、米国が3,544万パタカで同5%、18%の減少となった。

非紡績品の輸出は9.1億パタカで前年と同水準、そのうち機械設備・パーツが39%増の1.7億パタカ、ダイヤモンド及びダイヤモンドネックレスが1.6億パタカ、電子パーツが5,591万パタカで、それぞれ11%減。紡績品及び完成衣料品の輸出は13%減の8,745万パタカ、編み物/クロセ完成衣料品が2,966万パタカで28%の減少。

輸入元については中国本土が29.4億パタカ、EUが20.3億パタカで、それぞれ前年比21%、14%増。品目ではコンシューマーグッズが57.8億パタカで31%増、ゴールド製ネックレスが139%増の15.3億パタカ、腕時計が124%増の8.0億パタカ、化粧品及びスキンケア商品が60%増の2.6億パタカ。

対外商品貿易総額は98.1億パタカに達し、前年同月の80.6億パタカから22%の増となった。

なお、今年1月の商品輸入総額に占める日本の割合は約4%で、中国本土(33%)、香港(15%)、フランス(9%)、スイス(10%)、イタリア(7%)に次ぐ。

コンシューマープロダクツのほとんどを輸入に頼る(資料写真)—本紙撮影

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