マカオ、2024年1月のインバウンド旅客数は約286万人…コロナ前2019年同月の83.5%

 マカオ政府統計調査局(DSEC)は2月23日、今年(2024年)1月の訪マカオ外客数(インバウンド旅客数)統計を公表。

 今年1月のインバウンド旅客数は前年同月から104.7%増、前月から2.8%減となる286万1609人(延べ、以下同)だった。コロナ前2019年と比較した回復率は83.5%。

 内訳は、日帰り旅客が前年同月から154.5%増の148万0098人、宿泊を伴う旅客が69.3%増の138万1511人。平均滞在時間は0.4日短い1.2日で、内訳は宿泊を伴う旅客が0.4日減の2.2日、日帰り旅客が0.1日減の0.2日。

 国・地域別で最多だったのは中国本土からの旅客で、前年同月から107.3%増の205万6133人、全体に占める割合は71.9%。このうち「自由行」と呼ばれる個人観光旅行スキーム(Individual Visit Scheme=IVS)の旅客が57.8%増の111万6184人。第二の旅客ソースにあたる香港からの旅客は53.0%増の54万6277人、台湾からは217.6%増の5万9921人。1月の中国本土、香港、台湾からのインバウンド旅客数の2019年と比較した回復率はそれぞれ82.1%、102.3%、69.0%。

2024年1月10日に就航したマカオ航空のクアラルンプール直行便でマカオへ到着した旅客ら(写真:MGTO)

 国際旅客ソースは19万9278人で、2019年同月と比較した回復率は66.4%。東南アジアでは、フィリピンが前年同月から24.3%増の4万7635人で2019年同月を上回ったほか、インドネシアが1万3961人、タイが1万3608人、マレーシアが1万0997人で、2019年同月と比較した回復率はそれぞれ86.9%、93.1%、66.2%。北東アジアでは、韓国が5万0552人、日本が1万0646人で、2019年同月と比較した回復率はそれぞれ50.8%、

 マカオでは昨年1月初旬からアフターコロナがスタートし、インバウンド旅客の急回復が進んだ。今年については、2019年との比較でどの程度まで回復が進むか、また国際旅客ソースの動向が注目点となる。

2024年と2023年、2019年のマカオの入境旅客数(インバウンド旅客数)推移比較表(図版:DSEC)

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