マカオの公共路線バスがアリペイと銀聯アプリによる運賃支払いに対応

 マカオ政府交通事務局は4月15日、電子決済の普及と使用が進む状況を鑑み、マカオ金融管理局及び公共路線バス会社、決済機構との調整を図った結果、(2024年)4月25日午前0時から中国本土版のアリペイ、香港版のアリペイ、マカオ以外の銀聯カードと紐付けした銀聯アプリの乗車QRコードを使ったマカオの公共路線バスの運賃支払いに対応すると発表。

 なお、新たに対応する上記を使った支払いの場合、運賃は1乗車あたり6パタカとなり、従来の澳門通(マカオパス)カード及びMpay、マカオのシンプルペイ、マカオの銀行と紐付けした銀連アプリの乗車QRコードで適用される割引運賃及び乗り継ぎ割引の対象にはならないとしており、注意が必要だ。

 同局によれば、現在マカオの公共路線バスにおける電子決済の占める割合はおよそ93%となっており、今回の支払い方法の追加による成果に注目するとともに、今後も市民及び旅客の利便性向上のため、他の支払い方式への対応を検討していくとのこと。

マカオの公共路線バスの料金箱とICカード及びQRコード読取機(資料)=2019年10月本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月21日、今年(2024年)10月の訪マカオ外客数(…
  2.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…
  4.  マカオ政府統計調査局は11月20日、今年(2024年)1〜9月の小売業販売額調査結果を公表。 …
  5.  マカオ政府統計・センサス局は11月20日、今年第3四半期(2024年7〜9月)の金融業人材需給及…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年11月号
(vol.137)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun