輸出入ともに伸びる―14年2月対外商品貿易統計
- 2014/3/29 8:46
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は3月28日、今年(2014年)2月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年同月比25%増の7.2億パタカ、輸入は同10%増の60.7億パタカとなった。2月の貿易赤字は53.5億パタカ。
輸出のうち、再輸出貨物が前年同月から27%増の6.0億パタカ、地元産品の輸出は同15%増の1.2億パタカだった。
今年1~2月の累計では輸出が前年比5%増の16.6億パタカ、そのうち再輸出貨物が5%増の13.6億パタカ、地元産品の輸出が2%増の2.9億パタカ。輸入は18%増の148.4億パタカ。貿易赤字は131.9億パタカ。
今年1~2月の輸出先のうち、香港、中国本土、欧州連合(EU)向けの貨物価値が前年同月比でそれぞれ5%、9%、19%増だった一方、米国向けが5,891万パタカで20%の減少となった。
非紡績品の輸出は前年比5%増の15.1億パタカ、そのうち機械設備・パーツが54%増の2.8億パタカ、ダイヤモンド及びダイヤモンドネックレスが14%減の1.8億パタカ。紡績品及び完成衣料品の輸出は2%減の1.4億パタカ、編み物/クロセ完成衣料品が4,943万パタカで13%の減少。
輸入元については中国本土が46.8億パタカ、EUが38.0億パタカで、それぞれ前年比13%、19%増。品目ではコンシューマーグッズが97.5億パタカで22%増、ゴールド製ネックレスが70%増の21.9億パタカ、腕時計が86%増の14.5億パタカ、化粧品及びスキンケア商品が51%増の4.7億パタカ。
1~2月対外商品貿易総額は165.0億パタカに達し、前年同月の141.6億パタカから17%の増となった。
なお、今年2月の商品輸入総額に占める日本の割合は約5%で、中国本土(32%)、香港(13%)、フランス(10%)、スイス(10%)、イタリア(8%)に次ぎ、米国(5%)と並ぶ。