マカオでICカード型電子マネー「マカオパス(澳門通))」の運営を行うマカオパス社は3月31日、同日からマカオにおいて香港の「オクトパスカード(八達通)」を使った支払いへの対応を開始したと発表。当初は一部施設からスタートし、数か月かけてサービスを拡大するという。
マカオパスの発表によると、サービス開始時点でマカオでオクトパスカードを使った支払いに対応するのはギャラクシーマカオ内の一部施設。コカ・コーラ及びヴィタソイの飲料自販機も順次対応する。今後数カ月かけてマカオの小売店などへ使用可能範囲を拡大するという。
オクトパスカードは香港の地下鉄、バスといった公共交通機関だけでなく、小口決済や入場証としても広く活用されている。マカオでの使用が可能となることで、利便性が向上することが期待されている。ただし、導入開始当初はマカオでの使用範囲が限られることから、交通機関等にサービスが拡大されるまでは効果を実感しにくいものと予想される。
また、マカオパスは香港で利用できず、相互乗り入れの実現には至っていない。