夏宝竜氏がマカオ入り…7日間にわたり視察・リサーチ展開

 中国共産党中央香港マカオ工作弁公室主任で、中国政府の香港マカオ政策担当部門にあたる国務院香港マカオ事務弁公室主任の夏宝竜氏が5月13日にマカオへ到着し、7日間の視察・リサーチ日程をスタートした。

 マカオ政府の発表によれば、夏氏は13日午後にマカオ国際空港へ到着後、マカオ行政長官らとともに今年(2024年)3月に接合が完了し、「澳門大橋(マカオ大橋)」と命名されたばかりのマカオ半島とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋建設現場を視察に訪れ、大橋の概要、設計、開通後の効果等について公共建設局長から説明を受けたとのこと。

 同日その後、夏氏はマカオ行政長官の賀氏との会談、続いてマカオの行政、立法、司法機関の主な責任者らと交流を行い、習近平国家主席のマカオ同胞に対する深い関心を伝達するとともに、マカオの各方面における最新の発展状況について説明を受けたほか、中央としてマカオ特別行政区の施政に支持を表明したという。

 夏氏のマカオ訪問は昨年5月下旬以来、1年ぶり。昨年の訪問日程は4日間で、今回は3日間多い。また、夏氏が今年2月下旬に香港を訪れた際の日程も7日間だった。

 マカオ行政長官はプレス発表において、夏氏の1年ぶりのマカオ訪問を心から歓迎するとした上、今回の訪問は習主席と中央によるマカオ特別行政区の重視と支持を十分に示しているとコメントした。

「マカオ大橋」建設現場を視察する夏宝竜氏(中央)と説明を行うマカオ行政長官の賀一誠氏(左)=2024年5月13日(写真:GCS)

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