「サンズマカオ」が開業20周年祝賀イベント開催…当地初の本格ラスベガス型IR
- 2024/5/17 9:44
- カジノ・IR
マカオ政府とコンセッション(カジノ経営権契約)を結ぶ6陣営の一角にあたるサンズチャイナは5月16日夜、傘下のカジノIR(統合型リゾート)「サンズマカオ(澳門金沙)」の開業20周年祝賀イベントを開催した。
サンズマカオはマカオ半島新口岸地区に建ち、サンズチャイナの親会社にあたるラスベガスサンズグループにとってマカオ初のホテル、また本格的なラスベガス型IR施設として2004年5月18日にオープンし、大きな注目を集めた。
サンズチャイナにとって、サンズマカオの開業はその後のコタイ地区におけるIR群開発を安定的に進める礎になったという。サンズマカオの開業から20年を経た現在、サンズマカオの年間来訪者数は延べ100万人、またコタイ地区ではヴェネチアン・マカオ、プラザ・マカオ、パリジャン・マカオ、ロンドナー・マカオの4つのIR群を構成し、2004年以来の傘下の5つのIR施設の総来訪者数は延べ9.5億人超に上ったとのこと。
サンズチャイナのウィルフレッド・ウォン(王英偉)エグゼクティブ・バイス・チェアマンは祝賀イベントでのスピーチの中で、サンズチャイナは20年以上にわたってマカオに根ざし、マカオが世界的なツーリズム・レジャー都市へと変貌を遂げるのを目の当たりにし、また貢献できたことを光栄に思うとした上、ラスベガスにおける成功モデルのマカオへの導入、コタイ地区の開発に力を注ぎ、ラスベガスサンズグループ創業者である故シェルドン・アデルソン氏のビジョンを実現するに至ったが、今後も政府のリーダーシップと地域社会の支援のもと、市民と旅客に斬新なリゾート体験の提供を継続し、マカオの適度多元的経済発展に貢献していきたいと述べた。
なお、サンズチャイナの従業員のうち、サンズマカオ開業当初からの在籍者が約1200人おり、2024年末には1万5000人超が勤続10年を迎えるとした。