マカオ、端午節3連休のインバウンド旅客数は約34万人

 マカオでは、旧暦5月5日(2024年は6月10日)の端午節がパブリックホリデーとなっている。今年の端午節が月曜日にあたり、マカオにとって上位2つの旅客ソースにあたる中国本土と香港でも6月8日から10日までが三連休となり、インバウンド旅客の増が期待されていた。

 マカオ治安警察局が6月11日に公表した速報データによれば、3連休最終日(10日)の単日インバウンド旅客数は8万3535人(延べ、以下同)だったとのこと。

 3日間累計インバウンド旅客数は34万2843人、単日平均にして11万4281人に上った。

 イミグレーション施設別では、中国本土との主要な陸路の玄関口となる關閘(ボーダーゲート)経由が全体の41.2%を占め最多に。次いで、香港との唯一の陸路の玄関口、港珠澳大橋経由の23.4%。

 端午節3連休中は雨が降る時間帯も多かったが、観光名所周辺は混雑が見受けられた。また、マカオ半島の南灣湖では3日間にわたって季節の風物詩「2024年SJMマカオ国際ドラゴンボートレース」が開催され、3日間トータル6万人近くの多くの来場者で賑わったとのこと。

 マカオでは昨年1月初旬からアフターコロナがスタートしたことを受けてインバウンド旅客の急回復が進み、その勢いを維持している状況。マカオ政府統計・センサス局の最新統計によれば、今年1〜4月累計のインバウンド旅客数は前年同時期から58.9%増の1147万6474人で、2019年同時期と比較した回復率は83.2%。

多くの来場者で賑わった「2024年SJMマカオ国際ドラゴンボートレース」会場の様子(写真:マカオ政府体育局)

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