マカオ国際空港でハイジャック対策訓練実施

 マカオ政府民航局(AACM)は6月27日、マカオの主要な空の玄関口となるマカオ国際空港(タイパ島)で同日未明に大規模なハイジャック対策訓練を実施し、期待された成果を挙げたと発表。

 今回の訓練は、外地登録の航空機によるフライトが外国の武装組織によってハイジャックされた状態でマカオ国際空港へ向かい、マカオ政府に対してマカオで収監されている組織のトップ1人の解放、賠償金の支払い、出発地への引き返しを要求し、受け入れられない場合は機内で人質とした乗員乗客の殺害を示唆したとする想定で行われたという。

 マカオ国際空港が通知を受け、緊急危機管理体制を敷くところからスタートし、司法警察局員によるハイジャック犯との人質解放交渉、治安警察局特別行動部隊による突撃、ハイジャック犯の逮捕と人質の救出作業など、関係諸機関による一連の危機対策行動手順が約3時間にわたって確認されたとのこと。

マカオ国際空港で実施されたハイジャック対策訓練の様子=2024年6月27日(写真:AACM)

 マカオ国際空港では毎年「空港保安訓練」を実施し、関係諸機関職員の危機対応力のテスト及び向上を図っているとのこと。今回の訓練では、治安警察局がコーディネーター役を担い、警察総局、税関、司法警察局、消防局、衛生局、海事・水務局、民航局といった政府関連部門のほか、空港運営及び管理会社、マカオ航空、警備会社などから300人が参加した。

マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCCの誘致に積極的なことでも知られる。日本との間の定期便については、マカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日1往復就航し、いずれも全日空とのコードシェア便となっている。

マカオ国際空港で実施されたハイジャック対策訓練の様子=2024年6月27日(写真:AACM)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ・コロアン島の北部・聯生海濱路で4月1日、地元の60代の女性が野犬に咬まれる事故が発生。 …
  2.  マカオ治安警察局は4月2日、マカオ半島の中区にあるマンションの一室について、無認可宿泊施設の疑い…
  3.  マカオ政府経済・科技発展局は4月2日、昨年第4四半期(2024年10〜12月期)の工業輸出状況調…
  4.  このほどマカオ政府財政局(DSF)が公表した最新統計によれば、今年(2025年)3月前半の住宅売…
  5.  澳門海關(マカオ税関)は4月1日、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)に対する監察体制を維持する…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun