マカオ司法警察局がフットマッサージ店対象の防犯パトロール実施…オーバーステイの中国人2人発見

 目下、マカオ司法警察局では、マカオの地域コミュニティの治安環境の浄化による市民と旅客の安全を確保するため、マカオ警察総局による指揮の下、広東省及び香港の警察当局と合同で大規模作戦「落雷2024」を展開している。

 同局が6月29日に発表した内容によれば、同月28日午後6時から午後9時半までの間、捜査員25人を動員し、マカオ半島新口岸地区及びタイパ島にある8つのフットマッサージ店に対するパトロールを実施したとのこと。

 今回のパトロールでは96人(男46人、女50人)が調査対象となり、このうちオーバーステイの中国人(中国本土居民)の男2人を発見。警察署でこの男に対する調査、身元確認手続きを行った後、両人ともマカオでその他の犯罪に関与していないことがわかったため、治安警察局の入管部門へ身柄を引き渡したという。

フットマッサージ店に対するパトロールの様子(写真:マカオ司法警察局)

 同局では、今後もマカオ社会全体の治安情勢を注視しながら、積極的に取り締まりを行うことで各種犯罪の予防と撲滅を図り、市民と旅客の安全確保に取り組んでいくとした。

 マカオでは、アフターコロナとなった昨年(2023年)の年初以来、インバウンド旅客数の急回復が続いており、繁華街や観光名所周辺の人流も明らかに増加。このところ治安警察局、司法警察局が落雷作戦による連日市内各所での取り締まりを強化実施しており、ほぼ毎日なんらかの違法・違反行為が摘発されている状況。

フットマッサージ店に対するパトロールの様子(写真:マカオ司法警察局)

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