マカオ、2024年1Qの公共路線バス乗客数は延べ5580万人…前年同時期から13%増

 マカオは面積約32平方キロ(東京の山手線の内側の約半分に相当)という小さな地域だが、政府とコンセッションを結ぶ2つのバス会社が多くの路線を運営。一部路線で高頻度運転や終夜運転も実施されるなど、市民や観光客の移動の足として大きな存在感を示している。

 このほどマカオ政府交通事務局(DSAT)が今年第1四半期(2024年1〜3月)の公共路線バスに関する統計を公表。

 統計資料によれば、今年第1四半期の総乗客数は前年同時期から13.18%増の延べ約5580万人、単日平均では11.94%増の延べ約61万3200人に上ったとのこと。路線数は86、単日運行本数は0.83%増の9252、単日走行距離は3.23%増の約14.25万キロメートル。

 単日平均乗客数が多かった3大路線は25B(延べ約2万5444人)、MT4(延べ約2万5109人)、25(延べ約2万4061人)で、いずれもマカオ半島の中心部を経由して統合型リゾート(IR)が集積するコタイ地区との間を結ぶ路線。

 なお、マカオの今年第1四半期末の人口は1.9%増の約68万6400人、今年第1四半期のインバウンド旅客数は79.4%増の887万5757人。

マカオの公共路線バスを運営する澳巴(上)と新福利(下)の車輌のイメージ(資料)=本紙撮影

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