インドネシアからマカオ入りの3人組スリ逮捕…盗んだ現金カジノで使う

 マカオ司法警察局は7月15日、マカオで徒党を組んでスリを行ったとしてインドネシア人のインバウンド旅客の男3人(40〜50代)を逮捕したと発表。

 同局によれば、同月13日夜、マカオ半島北区にある店舗で買い物中にバックパックの中に入れていた現金5万パタカ(日本円換算:約100万円)のスリ被害に遭ったとする通報が寄せられたとのこと。

 通報を受けた同局が捜査を進めた末、容疑者としてインドネシア人の男3人を特定し、14日夜にマカオ半島中区でうち2人を逮捕するとともに、滞在場所から犯行時に着用していた衣服、香港ドル・人民元・米ドルの現金合計約2万6000パタカ(約52万円)相当を発見。その後、15日に3人目の容疑者がマカオから出境しようとしたところを港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設内で逮捕に成功したという。

 その後の捜査で、容疑者の男3人は13日夜にマカオ半島北区で被害者に狙いを定め、3人で被害者を囲んだ上、2人が見張りを担当する中、実行役の1人が被害者のバックパックのジッパーを開けて現金を盗み、事後はタクシーで現場を離れていたこと、また盗んだ現金の一部をカジノで使って負けていたほか、インドネシアへ送金していたこともわかったとした。

 3人は同局の調べに対して犯行を認める供述をしており、同局では3人を加重窃盗及び組織犯罪の罪で検察院送致するとともに、余罪の有無や盗んだ現金の行方について捜査を継続する方針。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ司法警察局)

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