香港、2024年上半期のインバウンド旅客数は約2100万人…中国本土以外からの旅客が急回復

 香港旅遊発展局は7月16日、今年上半期(2024年1〜6月)のインバウンド旅客関連統計(初歩数値)を公表した。

 今年上半期累計のインバウンド旅客数は前年同時期から64.2%増の2115万1235人(延べ、以下同)で、単日平均では約11.6万人。

 旅客ソース別では、中国本土からの旅客が最多で、59.7%増の1614万5195人、全体に占める割合は76.3%。中国本土から以外の旅客数は80.6%増の500万6040人。また、旅客全体に占める宿泊を伴う旅客の割合が50%を占め、平均滞在日数は3.2日だったとのこと。

 旅客の香港に対する満足度調査では、今年1〜5月の宿泊を伴う旅客の満足度が10点満点中の8.7点、再訪意欲とおすすめ度についてはいずれも94%に上ったという。

 このほか、同局による香港出境口での調査による今年1〜5月の人気訪問先観光名所トップ10は下記の通り。

・尖沙咀(尖沙咀プロムナード、アベニュー・オブ・スターズ、鐘楼、ビクトリア港、スターフェリー含む)
・廟街/女人街
・ビクトリアピーク(ビクトリアピーク、ピークトラム、ピークタワー含む)
・香港ディズニーランド
・西九龍文化エリア(M+、香港故宮文化博物館、戯曲センター含む)
・セントラルの海辺に位置する香港観覧車
・黄大仙廟
・香港芸術館
・オーシャンパーク(オーシャンパーク、ウォーターワールド含む)
・ゴンピン360(ケーブルカー、ゴンピンビレッジ、宝蓮禅寺、天壇大仏、心経簡林含む)

 なお、マカオ政府旅遊局が同日公表した資料によれば、今年上半期のマカオのインバウンド旅客数(初歩数値)は約1672.9万人、単日平均では約9.2万人で、(中国本土・香港・台湾からを除く)国際旅客数は前年同時期から146.4%増の約117万人だったとのこと。

香港の町並み(資料)=本紙撮影

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