香港とマカオの間で二次元コードによる相互セルフ通関スタート…永住権保有者対象

 香港とマカオの間では、従来から両地の通関施設において双方の永久性居民身分証(永住権保有者用IDカード)で自動化ゲートを相互利用が可能となっていたが、きょう(7月19日)からスマートフォンアプリで生成する二次元コードへの対応がスタートする。

 香港政府入境事務所及びマカオ政府身分証明局(DSI)が18日に発表した内容によれば、両地の永久性居民身分証保有者がそれぞれ相手先の自動化ゲート利用登録を済ませた上、香港の場合は「非触式e道(Contactless e-Channel)」、マカオの場合は「澳門公共服務一戸通(Macao One Occount)」のスマートフォンアプリで「香港マカオ相互通関二次元コード」を表示できるという。

 目下、香港では約250万人、マカオでは約30万人がそれぞれ相手先の自動化ゲート利用登録を済ませており、二次元コードを利用した通関の場合、身分証カードと比較して通関時間が約2秒短縮されるとしている。

 なお、二次元コードを利用した通関が実現するが、それぞれ相手先へ出かける際には身分証カードの現物を携行する必要があるとのこと。

”香港・マカオ通関二次元コード”の紹介を行う香港当局者=2024年7月18日、港珠澳大橋マカオ側イミグレーション(写真:DSI)

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