マカオの古樹名木保護リストに12株が新規追加…合計654株に

 マカオ政府市政署(IAM)は7月22日、マカオの「古樹名木保護リスト」の更新を発表。新たに12株を追加した上、既存の3株を削除した結果、最新の古樹名木保護リスト掲載数は合計654株になったとのこと。

 新たに追加となった12株は6品種(ボダイジュモドキ、ホオノキ、マンゴー、クスノキ、ムクロジ、キワタ)、樹齢は101〜140年の間で、(中国の)全国緑化委員会の規定で3級古木に分類され、このうち最も古いものはコロアン島の譚公廟前地にある樹齢140年に達するボダイジュモドキ(写真)という。

 同署では、個々の古木の健康状態に基づいたパトロール・保護プログラムを作成し、適宜点検、剪定、保護、再生作業を実施しているが、今回リストから削除となった3株については、レスキューが実らず自然腐朽や病虫害により枯れた結果と説明。同署として今後も私有地に存在するものを含めた古樹名木の保護に努め、その重要性の普及を行うとともに、古樹名木保護リストの更新を通じ、法律面での保障獲得を図っていくとした。

 マカオの古樹名木リストは同署の特設サイト(https://nature.iam.gov.mo/c/tree)で確認することができる。

新たにマカオの古樹名木リストに追加された12株の中で最も古いコロアン島の譚公廟前地にある樹齢140年のボダイジュモドキ(写真:IAM)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は9月5日、マカオで無資格にも関わらず薬剤の注射による美容医療行為に従事したとし…
  2.  マカオ政府統計・センサス局は9月6日、今年(2024年)5〜7月期の住宅価格指数を公表。 …
  3.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  4.  マカオの多くのカジノ施設が航空会社のマイレージ制度と似た会員プログラムを提供しており、入会するこ…
  5.  マカオ司法警察局は9月5日、マカオの高齢者を狙った特殊詐欺(電話詐欺)事案に関与したとして20代…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年9月号
(vol.135)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun