マカオ、2024年上半期の平均ホテル客室単価がコロナ前を上回る

 マカオでは、アフターコロナでインバウンド旅客が急回復し、ここまで勢いを維持している。

 このほどマカオ政府旅遊局(MGTO)がマカオホテル協会の資料をもとに公表した統計によれば、今年(2024年)6月のマカオの平均ホテル客室単価は1351.5パタカ(日本円換算:約2.7万円)、今年上半期については1402.8パタカ(約2.8万円)で、それぞれ前年同時期から1.9%、11.1%の上昇、またコロナ前2019年同時期からもそれぞれ3.0%、3.5%の上昇だった。

 平均ホテル客室稼働率については、今年6月が90.1%、今年上半期が89.6%で、それぞれ前年同時期から3.3ポイント、8.6ポイントの上昇、前2019年同時期からはそれぞれ0.5ポイント、2.7ポイントの下落だった。

 マカオ政府統計・センサス局のデータを参照すると、今年5月時点におけるマカオのホテル客室供給数は2019年の同月と比較して約9000室増の約4.7万室に上っている。今年上半期の総インバウンド旅客数は2019年同時期と比較して8割程度まで回復しているが、アフターコロナのインバウンド旅客動向の変化として、宿泊を伴う旅客の割合が高まっていることが挙げられ、ホテル宿泊客数は2019年同時期を上回って推移している。

 なお、今年5月時点で営業中のホテル数は143、マカオホテル協会加盟ホテル数は47。

統合型リゾート(IR)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の町並み(写真:MGTO)

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