マカオに中国の大ヒットドラマ『蒼蘭訣』の世界を体感できるVR施設が正式オープン…IRギャラクシー内

 2022年に中国の大手動画配信サイトiQIYI(アイチーイー)でリリースされ、大ヒットしたロマンスファンタジー時代劇『蒼蘭訣(そうらんけつ)』の世界を体感できるVR施設が8月9日、マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオにのパールロビー1階に正式オープンした。

 同日午後、オープニングセレモニーが行われ、同作品で主役の仙女・小蘭花を演じた女優・歌手の虞書欣(ユー・シューシン)さんらが登場。会場に集まった多くのファンを沸かせた。

 施設はギャラクシーマカオのパールロビー1階にあり、広さは1万6000平方フィート(約1486平米)。ドラマの出演者に扮することができる200セットのコスチュームを揃えた漢服体験ゾーン、最新の映像・音響・AIテクノロジーなどを駆使してドラマの世界を探索できる没入型VRシアター、リテールゾーン、飲食ゾーン、実景写真撮影ゾーンで構成される。

『蒼蘭訣』テーマVR施設のオープニングセレモニーの様子。中央左が虞書欣さん=2024年8月9日(写真:Galaxy Entertainment Group)

 施設の営業時間は現地時間(以下同)正午から午後11時(漢服体験午前10時〜午後8時、化粧・ヘアスタイリングサービス午前11時〜午後8時)で、VR体験費用は月曜〜金曜が238パタカ(日本円換算:約4340円)、土曜・日曜が298パタカ(約5440円)となっており、各種割引も用意しているとのこと。(漢服体験と化粧・ヘアスタイリングサービスは別料金)

 なお、VRシアター体験の言語は普通話(いわゆる北京語)のみという。

 ギャラクシーエンターテインメント社は2023年にiQIYIと戦略パートナーシップを締結し、今回が二度目の連携機会にあたるとした。

ギャラクシーマカオにオープンした『蒼蘭訣』テーマVR施設のイメージ(写真:Galaxy Entertainment Group)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  2.  マカオ司法警察局は11月22日、違法薬物密売及び使用の疑いで香港人の女(37)を逮捕したと発表。…
  3.  マカオ・コタイ地区にある複合リゾート「リスボエタマカオ(澳門葡京人)」併設のショッピングアーケー…
  4.  在香港日本国総領事館は11月22日、同月14日に澳門日本会に対する在外公館長表彰授与式が執り行わ…
  5.  マカオ市政署(IAM)は11月21日、マカオ半島のギアの丘(松山)に位置する史跡「松山軍用隧道(…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun