マカオ航空の地元パイロット育成計画、2016年の開始後すでに33人がデビュー

 マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)では、マカオの青少年に多元的な成長機会を提供するとともに、航空業界における地元専門人材の育成とパイロットに占める地元人材の割合を高めることを目的として2016年からマカオ地元パイロット育成計画を展開している。

 同社によれば、同計画の開始以来、これまで7期の募集を行い、累計40人超(女性6人)が参加。このうち33人(女性2人)がフライトデビューを果たし、10人(女性4人)がトレーニング段階にあるという。

 同社は8月23日、マカオ地元パイロット育成計画に参加する男女各1人による体験共有会を開催。それぞれから学習・訓練内容、申し込み条件、参加しての感想などが語られ、航空業界へ興味を持つ市民とのインタラクティブなコミュニケーションを通じて理解を深める機会になったとした。

 同社では、今後も毎年10人程度の参加者を募りたい考えで、参加者1人あたりに投じる育成費用は約200万パタカ(日本円換算:約3600万円)とのこと。

マカオ航空が開催した地元パイロット育成計画参加体験共有会の様子=2024年8月23日(写真:Air Macau)

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