マカオ、世界遺産・聖ポール天主堂跡が9月3〜4日にかけてクローズ…除草と検査で

 マカオ政府文化局は8月27日、マカオを象徴する歴史的建造物のひとつとして知られる世界遺産・聖ポール天主堂跡について、除草と検査を実施するため(2024年)9月3〜4日にかけて対外開放を中止すると発表。

 今回、2日間にわたってクローズとなるのは聖ポール天主堂跡前の広場、エキジビション「Visiting the Ruins of St. Paul’s in Space and Time – Exhibition of Virtual Reality at the Ruins of St. Paul’s」、カトリック芸術博物館・墓室で、9月2日午後6時から工事の設営をスタートするとのこと。

  聖ポール天主堂跡は17世紀にカトリック・イエズス会が建てた聖母教会及び聖ポール大学のあった場所にあたり、1835年の大火により前壁及び石段の一部を残して焼失し、現在の姿となった。建設作業には日本人キリシタンが関わったとも伝えられている。

マカオの世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)=2024年5月本紙撮影

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