マカオカジノIR運営SJMホールディングスが2024年上半期の業績発表…赤字幅大幅縮小

 マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角、SJMホールディングスは8月27日、今年上半期(2024年1〜6月)の監査前業績を発表。

 同社発出資料によれば、今年上半期の純収益は前年同時期から47.4%増の138.01億香港ドル(日本円換算:約2556億円)で、このうち子会社に当たるSJMリゾーツのゲーミング(カジノ)粗収益(GGR)が48.3%増の128.97億香港ドル(約2388億円)に上った。

 また、親会社株主に帰属する損失は1.62億香港ドル(約30億円)だったが、損失幅は前年同時期の12.64億香港ドル(約234億円)から大幅縮小。調整後EBITDAは275.9%増の17.34億香港ドル(約321億円)に。

 このほか、今年上半期末時点におけるグループの預貯金等は34.33億香港ドル(約636億円)、債務は269.67億香港ドル(約4994億円)とのこと。

 同グループは「リスボア」ブランドのカジノIR(統合型リゾート)施設などを展開し、老舗の事業者として知られる。今年上半期のマカオ全体のGGRに占めるSJMリゾーツのシェアは12.5%で、カテゴリー別ではマスが15.2%、VIPが4.4%とした。

SJMグループのグランドリスボアとホテルリスボア(資料)=2024年8月本紙撮影

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