マカオの観光名所タイパビレッジの一部で国慶節ホリデー期間に歩行者天国実施

 マカオでは、まもなく年間最大の多客期のひとつとなる国慶節ホリデーを迎える。

 マカオ政府経済・科技発展局、交通事務局、治安警察局、旅遊局、市政署は9月20日に合同会見を開き、観光名所として知られるタイパビレッジ(氹仔舊城區)の嘉模泳池バス停前からタイパ・コタイ歴史館前の範囲について、(2024年)10月1日から7日までの毎日正午から午後7時(現地時間)にかけて歩行者天国とすることを発表。

 タイパビレッジには昔ながらの街並みが残り、特色ある飲食店や土産店が多く集まるマカオの人気観光地のひとつ。統合型リゾート(IR)が集積するコタイ地区に隣接しており、アフターコロナでインバウンド旅客数が回復し、その勢いを維持する中、混雑が常態化している。

2024年農暦新年ホリデー期間中にタイパビレッジで実施された歩行者天国の様子(写真:マカオ政府経済・科技発展局、交通事務局、治安警察局、旅遊局、市政署)

 タイパビレッジにおける大規模な歩行者天国の実施は今年2月の農暦新年(旧正月)ホリデー時期以来、二度目となる。経済・科技発展局では、歩行者天国は人流・交通管理の最適化手段のひとつとして初実施した前回について、社会的なコンセンサスを得られたとの見方を示した。

 なお、今回歩行者天国周辺には多くの路線バスが乗り入れており、実施期間中の毎日午前11時以降に迂回ルートへの変更が行われる予定とのこと。

国慶節ホリデー期間中にタイパビレッジで実施される歩行者天国の告知フライヤー(図版:マカオ政府経済・科技発展局、交通事務局、治安警察局、旅遊局、市政署)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は9月21日、港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設の越境車両出境ゲート横に新設…
  2.  マカオでは、まもなく年間最大の多客期のひとつとなる国慶節ホリデーを迎える。  マカオ政府経…
  3.  マカオ政府統計・センサス局は9月20日、2023/24年(調査期間:2023年3月〜2024年3…
  4.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  5.  マカオ司法警察局は9月21日に特別会見を開き、前日(20日)マカオの路線バス車内でマカオの小学生…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年9月号
(vol.135)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun