マカオと香港・シンガポールの警察当局及びインターポールと合同でサイバーテロ対策訓練実施

 マカオ司法警察局は9月21日、このほど同局と香港警務処、シンガポール警察部隊、シンガポールサイバーセキュリティ庁、インターポール(国際刑事警察機構=ICPO)が「サイバー・実地テロ対策合同訓練2024(コードネーム:戦風)」を実施したことを明らかにした。

 今回の訓練は机上訓練と実地訓練の二部構成で、それぞれ8月14日と9月20日に行われ、三地の警察当局、インターポール、香港民航処、香港空港管理局、香港空港のセキュリティ担当会社、マカオ電力などから総勢370人が参加したとのこと。

マカオ、香港、シンガポールの三地の警察当局が実施した「サイバー・実地テロ対策合同訓練2024」の様子=マカオ(写真:マカオ司法警察局)

 訓練の内容は、三地の重要インフラにそれぞれサイバー攻撃が仕掛けられたことを受け、各地で迅速に対応を進めた結果、これらに関係性が認められ、緊急連絡メカニズムを通じて三地の警察当局の間でテロ組織のメンバーの身元に関するリアルタイム情報共有を行うなどして第二波を食い止め、迅速に危機を解決するという内容だったという。

 マカオ司法警察局では、今回の訓練について、三地の警察当局及び関連機関のサイバーセキュリティ及びテロ対策協力メカニズムの運用状況の確認、三地の警察官の緊急事態への対応スキル・能力の強化、三地の警察官のスキルと経験共有のためのプラットフォームの提供を提供するもので、事前に期待された成果を達成して無事終了したと総括し、今後もサイバー攻撃やテロに直面するマカオの公共機関及び民間企業、各地の警察当局と緊密な協力関係を維持していくとした。

マカオ、香港、シンガポールの三地の警察当局が実施した「サイバー・実地テロ対策合同訓練2024」の様子=マカオ(写真:マカオ司法警察局)

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