マカオ、「ポリーMGMミュージアム」が11月初旬にオープンへ

 マカオで統合型リゾート(IR)を運営するMGMチャイナホールディングス(以下、MGM)は10月8日、芸術・文化事業を手がける中国の保利文化集団(ポリー・カルチャー・グループ)と共同設立する「保利美高梅博物館(ポリーMGMミュージアム)」を11月初旬に同社傘下のIR施設「MGMマカオ」内にオープンすると発表。

 同社によれば、同ミュージアムはMGMマカオの1階に位置し、広さは約2000平米。中国の国家1級文物展示基準を満たす造りになっており、中華圏のホテル内に建設される初めての国際規模のミュージアムになるとのこと。精密な環境制御、中国の伝統的な無形文化財工芸要素や「一帯一路」沿線国の文化・芸術要素を融合したデザイン、モジュール式で柔軟性の高い展示レイアウト、高精細スクリーン、指向性オーディオシステムなどを採用し、「東洋と西洋、古代と現代、仮想と現実、文化と科学技術」のパーフェクトな融合、調和を体現することで、質の高い展示の実現とともに、来館者に没入型体験をもたらすとした。

「ポリーMGMミュージアム」のイメージ(写真:MGM)

 同ミュージアムの開館記念展では、20近くの国立博物館や主要芸術文化団体と連携し、国家コレクションの希少な工芸品や国内外の著名な現代美術作品の展示を予定しているという。

 このほか、同ミュージアムはマカオにおける芸術文化産業の人材育成にも取り組み、新たなマカオの文化観光ランドマークを目指すとのこと。

「ポリーMGMミュージアム」のイメージ(写真:MGM)

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