マカオ、運び屋向け密輸品供給拠点から中古スマホ盗む…学生カップル逮捕、中国本土で転売

 マカオ司法警察局は10月10日、マカオ半島北部にあるマンションの一室に開設された運び屋向けの密輸品供給拠点から中古スマホ132台を盗んだとして、マカオ人のカップル(22歳大学生の男と18歳高校生の女)を逮捕したと発表。

 同局によれば、同月8日夜、上述の運び屋向け密輸品供給拠点を運営していたマカオ人の中年男性から窃盗被害の通報が寄せられたとのこと。被害者は同日夕方、以前から出入りしていた運び屋の女に報酬を支払いう約束で部屋の中から中古スマホ30台を持ち出して中国本土密輸するよう手配してたという。

 その後の同局の捜査で、女が中古スマホを引き取りに来た際、勝手知った鍵の隠し場所から鍵を取り出して部屋の中に入り、指示通りの箱を持ち出した後、同行していた大学生の交際相手にこれを渡した後、再び部屋の中に戻って電源を切り、監視カメラの動作を止めた上で、部屋の中にあった中古スマホ102台の入った別の箱を持ち出し、再び交際相手と合流の上、仲間と手分けして計132台の中古スマホを中国本土へ密輸し、被害者が指定した受取場所ではない中古携帯電話販売店に転売していたことが判明。9日未明、カップルが中国本土からマカオへ戻ったところをイミグレーション施設で逮捕に成功したとのこと。この際、2人は盗んだ中古スマホを転売して不当に得たとみられる4万人民元(日本円換算:約84万円)の現金を所持していた。

 同局では、男を信任乱用罪、女についてはこれに加重窃盗罪を加えて検察院送致するとともに、本件に関わったとみられる少なくとも2人及び盗まれた中古スマホの行方を追っているとした。

 アフターコロナでマカオと外地の往来が正常化した昨年の年初以来、マカオでは運び屋が絡む密輸事案がの摘発が頻発。昨年から直近にかけてマカオから中国本土への密輸出で摘発されたケースについては、冷凍肉類やロブスターといった食材と中古スマホやCPUといった電子製品が目立っている。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ司法警察局)

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