マカオ政府衛生局は5月15日、同局がマカオのカジノライセンスを持つ6社に対して提案していた平場カジノ内における全面禁煙化、喫煙ルームの設置について合意を得たとし、今年(2014年)10月6日から平場カジノフロアで全面禁煙化を実施すること発表した。
衛生局では、政府が目標として掲げる室内公共エリアにおける全面禁煙化の推進に向け、昨年からカジノ6社と協議を続けてきたという。現在、平場カジノフロアでは分煙化が実施されているが、副流煙によるカジノ従業員及びカジノ利用者など、非喫煙者への影響が懸念されていた。また、分煙に伴い、禁煙エリアでの喫煙に伴う取締官と当事者によるもめ事も発生するなどの状況が見られた。
今後、10月6日までに平場カジノフロアには扉付きの独立型喫煙ルームが設置される予定。なお、喫煙ルーム内にはカジノテーブルを設置できないとしている。また、VIPルームについては、今回の全面禁煙化の対象外とした。