マカオ、人工ダイヤモンドを天然と偽り質入れした中国人の女2人逮捕…3店舗が被害

 マカオ司法警察局は10月22日、マカオに所在する複数の質店を訪れ、人工ダイヤモンドを天然と偽って質入れし、3店から現金を詐取したとして40代の中国人(中国本土居民)の女2人を逮捕したと発表。

 同月21日午後、マカオ半島南灣地区にある質店から人工ダイヤモンドの指輪1点を天然と偽って質入れに来た女2人がおり、今年(2024年)8月中旬に同店から同様の手口で5万香港ドル(日本円換算:約98万円)の現金を詐取した2人と同一人物と気づいたとする通報が寄せられたという。

 通報を受けた同局の警察官が現場へ急行し、女2人を逮捕。この際、2人は質店に差し出したものと同タイプの人工ダイヤモンドの指輪1点及び2.8万パタカ(約53万円)の現金を所持していた。その後の調べで、2人が前月(9月)にもマカオ半島新口岸地区にある2つの質店から同様の手口でそれぞれ3万香港ドル(約59万円)、2万香港ドル(約39万円)を詐取していたことが判明。同局が上述の指輪5点を専門家に鑑定させたところ、すべて人工ダイヤモンドであることが確認されたとのこと。

 警察の調べに対し、両人とも犯行を認め、指輪は中国本土で1点あたり5000人民元(約11万円)で購入し、天然ダイヤモンドでないことを知りながら故意に質店を狙って詐欺行為をしたと自供。同局では、捜査で得られた情報を総合的に判断し、両人を巨額詐欺罪(うち1人については他人の身分証使用罪を付加)で検察院送致するとした。

 マカオでは偽造品のゴールドネックレスや高級腕時計などが質店に持ちこまれる詐欺事案がしばしば発生している。

警察が公開した証拠品=本紙撮影

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