マカオLRTの新線「石排灣線」が11月1日午後1時11分に開業へ
- 2024/10/29 11:29
- 産業・経済
マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオLRT社は10月29日、新線の「石排灣線」の開業日時を発表した。
石排灣線は営業運転中のタイパ線「協和醫院駅」とコロアン島北部の「石排灣駅」の両駅の間を結ぶ1.6キロの路線。協和醫院駅では、マカオLRTにとって初めての「乗り換え」が実現する。
石排灣線の開業日は(2024年)11月1日で、同日の現地時間午後1時11分に一番列車が石排灣駅を出発する予定とのこと。
協和醫院駅は前月(9月)中旬にオープンした公立病院「離島医療コンプレックス北京協和病院マカオ医学センター」と通路で直結。石排灣駅周辺には近年開発が進む高層住宅群のほか、ジャイアントパンダの飼育・展示施設「マカオジャイアントパンダパビリオン」を擁する石排灣郊野公園といった観光名所も存在。通勤・通学・通院・観光と幅広い目的での潜在需要が存在し、タイパ線を含むマカオLRT全体の利用増が期待されている。
このほか、マカオLRTではタイパ線の「蓮花駅」から中国本土との陸路の玄関口のひとつにあたる横琴イミグレーションとの間を結ぶ新線「横琴線」についても(2024)年内の開通予定とアナウンスされており、開業日時の発表を待つばかりの状況。
さらに、タイパ島北東部にある マカオ国際空港からマカオ半島東部沖に造成中の埋立地を経由してマカオ半島北端にある關閘を結ぶ全線地下、全長約9キロの新線「東線」が昨年8月に着工済みで、2028年完成予定。