マカオ、カジノ高利貸しの中国人の男2人逮捕…債務者男性を25時間にわたり監禁

 マカオ司法警察局は11月5日、賭博用途のカネを高利で貸し付けた上、返済不能に陥った債務者を監禁したとして40代の中国人(中国本土居民)の男2人を逮捕したと発表。

 同局によれば、同月3日午前に被害者男性から高利貸しに借りたカネを返せずマカオ内の住宅に監禁されているとの通報があり、捜索を経てマカオ半島南西部の下環エリアにあるマンションの一室に監禁されていることが判明。現場へ突入して被害者を発見するとともに、容疑者2人を逮捕。この際、容疑者らは被害者の署名が入った借用書を所持していたとのこと。

 被害者は同月2日夜、高利貸しの男(容疑者2人のうち1人)から手持ちの2万人民元(日本円換算:約43万円)相当の腕時計を担保とすること、カジノのバカラゲームで「9」で勝った場合にベット額の半分を利息として支払うこと、借用書に署名することを条件に賭博用途の現金10万香港ドル(約199万円)を借り、マカオ半島新口岸地区にあるカジノ施設でプレイしたが全額負け、上述の場所に監禁されたが、再び同じ条件で同額を借りてプレイに臨むも結果は負けで返済不能に陥ったため、容疑者2人に同じ監禁場所へ連れ戻された上で返済を迫られ、隙をみて警察の緊急通報ダイヤルに電話を入れ、救助を求めたという。なお、被害者がプレイを通じて支払った利息の合計は12万香港ドル(約238万円)に上り、監禁時間は約25時間にも及んだとのこと。

 同局では、捜査で得られた情報を総合判断し、容疑者の男2人を賭博目的不法貸付及び監禁(他人の行動の自由剥奪)の罪で検察院送致するとした。

 マカオにおいては、アフターコロナでインバウンド旅客数が急回復する中、いわゆるカジノ高利貸に絡む監禁事件がしばしば発生。前月(10月)29日に施行された新法「打撃非法賭博犯罪法(違法賭博犯罪対策法)」において、賭博目的の違法貸付に対する刑罰が強化されたばかり。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ司法警察局)

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