ヴェネチアンマカオ、サンズマカオなどを運営するゲーミング大手のサンズチャイナリミテッドは5月5日、2014年の第1季決算を発表。売上、調整後EBITDA、利益の主要3項目で過去最高を更新。上場親会社の株主に帰属する利益(純利)は65.8%の急上昇となる7.51億米ドル(日本円換算:約762億円)。
2014年第1季の売上は前年同期比34.8%増の27.6億米ドル(約2,802億円)。調整後EBITDAは49.7%増の9.37億米ドル(約951億円)。純利は65.8%増の7.51億米ドル(約762億円)。3つの主要指標で過去最高を更新した。
ヴェネチアンマカオについては、入場者数と財務面についてマーケットをリードする存在となっている。調整後プロパティEBITDAは34.9%増の4.7億米ドル(約477億円)で過去最高。ノンローリングチップドロップは80.7%増の24.1億米ドル(約2,447億円)、ノンローリングチップウィン比率は26.1%。ローリングチップ金額は31.2%増の153.2億米ドル(約1兆5,553億円)。スロット機売上総額は21.9%増の14.5億米ドル(約1,472億円)。ショッピングモール売上は26.4%増の3,830万米ドル(約39億円)。
サンズコタイセントラルの売上は8.21億米ドル、調整後EBITDAは2.64億米ドル、EBITDA利益率は32.2%。入場者数も増加傾向にあり、第1季は約480万人に達した。ローリングチップ金額は13.8%増の155.1億米ドル、ノンローリングチップドロップは73.9%増の18億ドルで過去最高、ノンローリングチップウィン比率は22.9%。スロット機売上総額は48.3%増の18.2億米ドル。
プラザカジノの調整後EBITDAは1.13億米ドル。ノンローリングチップドロップは218%増の3.52億米ドル、スロット機売上総額は57.2%増の2.89億米ドル。
サンズマカオの調整後EBITDAは5.2%減の9,110万米ドル。ノンローリングチップドロップは43.1%増の10.9億米ドル、スロット機売上総額は13.7%増の8.32億米ドル。ローリングチップ金額は53.8億米ドル。