マカオ返還25周年記念日前後の9日間にわたりマカオ全域でドローン使用禁止に

 マカオでは、12月20日がポルトガルから中国への返還記念日(マカオ特別行政区成立記念日)で、今年(2024年)は25周年の節目となる。

 マカオの航空関連法を所管するマカオ特別行政区民航局(AACM)は11月27日、マカオ特別行政区成立25周年祝賀行事のをスムーズかつ安全に催行するため、マカオ空中航行規則第66条の規定に基づき(2024年)12月14日から22日までの9日間、マカオ全域におけるドローン使用禁止措置を実施すると発表。

 同局では、違反した場合、2000〜2万パタカ(日本円換算:約3万8600〜38.6万円)の罰金が科せられるとした上、広く公衆に対して上述のルールを遵守し、祝賀行事の成功へ協力を呼びかけた。なお、同局の許可を得た公式撮影用のものについては例外となる。

マカオでは世界遺産にドローンが接触する事故が相次ぎ発生したことなどを受け、2021年10月6日からドローン使用規制の強化を盛り込んだ新たな「マカオ空中航行規則」が適用された。新規則では、ドローンを重量別に3分類した上、操縦者の年齢、飛行高度及び飛行前の認可取得要件などを定め、ユネスコ世界文化遺産リストに登録されている「マカオ歴史市街地区」上空の飛行を不可としている。直近では、第71回マカオグランプリ会期中(11月14日から17日までの4日間)にマカオ半島全域でドローンの使用禁止措置が実施された。

マカオ返還25周年記念日前後の9日間にわたりマカオ全域でドローン使用禁止に(図版:AACM)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオでは、12月20日がポルトガルから中国への返還記念日(マカオ特別行政区成立記念日)で、今年…
  2.  カジノ向け電子ゲーミング機器及びシステムの開発やマカオでカジノ管理サービスの提供などを手掛けるパ…
  3.  マカオ政府統計・センサス局は11月26日、今年(2024年)10月及び1〜10月累計の対外商品貿…
  4.  マカオ治安警察局は11月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持…
  5.  マカオ司法警察局は11月25日、同月13日にマカオで複数のホテルを運営するマカオ中旅(国際)ホテ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun