マカオ、2024年10月の消費者物価指数は前年同月から0.33%上昇…前月からは0.1%下落

 マカオ政府統計・センサス局が11月29日に公表した資料によれば、今年(2024年)10月の総合消費者物価指数は前年同月から0.33%の上昇だった。前月からは0.1%下落。今年10月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期(2022年11月〜2023年10月)から0.91%上昇。

 前年同月の価格指数との比較で比較的上昇幅が大きかったのは、その他商品・サービス(+2.91%)と医療(+1.64%)で、外食費、フードデリバリーサービスとLPガス費用の値上がりに伴い、食品・ノンアルコール飲料(+0.64%)と住宅・燃料(+0.53%)についても上昇。一方、運輸(-4.2%)、家庭設備・サービス(-0.81%)、衣類・履物(-0.54%)は下落に。

 今年10月の総合消費者物価指数は前月から0.1%下落。たばこ・酒(-0.77%)、家庭設備・サービス(-0.4%)、運輸(-0.32%)が下落。電力、鮮魚・海産、果物・野菜価格の下落により、住宅・燃料(-0.23%)、食品・ノンアルコール飲料(-0.06%)も下落に。衣類・履物(+0.93%)とレジャー・スポーツ・文化(+0.46%)は上昇。

 今年10月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から0.91%上昇。このうち教育(+4.27%)、レジャー・スポーツ・文化(+3.42%)が顕著な上昇。運輸(-3.11%)は下落に。

 今年1〜10月の総合消費者物価平均指数は前年同時期から0.84%上昇。

 なお、同局によれば、今年10月分から2023年7月〜2024年6月の消費者物価指数が基準値となり、2023/24マカオ世帯収支調査結果に基づき、分類等についても見直しを行ったとのこと。

マカオの町並み(資料)=2023年8月、マカオ半島東望洋新街にて本紙撮影

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