マカオ、映画監督チャン・イーモウ氏が制作するレジデントショーの舞台裏にスポット当てたエキジビション開催

 マカオで統合型リゾート(IR)を運営するMGMチャイナホールディングスと世界的に著名な中国の映画監督であるチャン・イーモウ(張芸謀)氏がタッグを組んで制作した注目のレジデントショー『Macau 2049(マカオ2049)』が(2024年)12月15日から同社傘下のIR施設MGMコタイにあるMGMシアターで上演開始予定となっている。

 同作品の上演開始に先立ち、同社は12月6日にマカオ半島の媽閣エリアにあるアート施設「海事工房2号(ネイビーヤードNo.2)」で同作品の舞台裏にスポットを当てたエキジビション『Zhang Yimou’s Studio: Mastermind Behind Macau 2049』の開催をスタートした。

『Zhang Yimou’s Studio: Mastermind Behind Macau 2049』展のイメージ(写真:MGM)

 同エキジビションでは、『マカオ2049』の背景にあるクリエイティブビジョンについて、パフォーマンスの抜粋、チャン・イーモウ・スタジオのセットの再現、ステージデザインのスケッチ、舞台裏のハイライトなどを交えて詳しく詳しく紹介している。また、キュレーションのテーマは「調和」で、チャン・イーモウ氏が世界中のクリエイティブな才能とどのようにコラボレーションし、芸術的視点を融合させ、多文化都市として知られるマカオで作品作りを進めてきたを伝えることが目的で企画されたという。

 同エキジビションの開催期間は(2025年)2月16日まで。参観無料で、オープン時間は会期中の月曜日から金曜日までが正午から午後7時まで、週末とパブリックホリデーが正午から午後9時まで。

 『マカオ2049」のチケット情報など詳細はMGMの特設ホームページ(https://www.mgm.mo/en/cotai/entertainment/Macau2049)で確認することができる。

『Zhang Yimou’s Studio: Mastermind Behind Macau 2049』展のイメージ(写真:MGM)

関連記事

最近の記事

  1.  澳門海關(マカオ税関)は12月11日、同月9日に著名ブランドの商標権侵害商品を販売していた衣料品…
  2.  中国広東省・香港・マカオの環境当局は12月11日、広東・香港・マカオ珠江デルタ地域大気質観測ネッ…
  3.  マカオ政府が経済ダイバーシティ化の一環、また「舞台芸術の都」を築く目標に沿ってコタイ地区の南東部…
  4.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ヴェネチアンマカオ(The Venetian Ma…
  5.  マカオの主要な空の玄関口・マカオ国際空港の運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  5.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun