マカオ大学横琴広東マカオ深化協力区キャンパスの建設が本格スタート
- 2024/12/10 8:49
- 香港・大湾区
マカオの総合公立大学「マカオ大学(澳門大學/University of Macau)」は12月9日、広東省珠海市の「横琴広東マカオ深化協力区」に新設するキャンパスの用地引渡し式及び鍬入れ式が同日開催され、建設が本格的にスタートしたと発表。
マカオの高等教育機関が横琴広東マカオ深化協力区で教育・研究活動を行うのはマカオ大学が初めてになるという。
マカオ大学の横琴広東マカオ深化協力区キャンパスは同協力区の南西部に位置し、敷地面積は約37.56万平方メートル、延床面積は約83.1平方メートルで、医学部、情報学部、デザイン学部、工学部、学際研究院、高等研究院を開設し、約1万人の学生を受け入れる計画とのこと。オープン予定時期は2028年8月。
同大学の宋永華学長は式典のスピーチの中で、新キャンパスにさまざまな科学研究分野の国際的なハイエンド人材及び教授陣を招き入れ、ハイレベルな科学研究とイノベーションのプラットフォームを構築し、産学協同研究についても強化を図る考えを示した。
なお、マカオ大学のメインキャンパスも横琴にあるが、キャンパス全体がマカオの飛び地扱いとなっている。新キャンパスは西へ約7キロメートル離れた珠海市側に位置し、マカオ側からアクセスする際には通関(出入境)を要する。