マカオ国際空港の横琴アップストリーム貨物ターミナルプロジェクトが始動
- 2024/12/10 13:41
- 香港・大湾区
マカオの主要な空の玄関口・マカオ国際空港の運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)は12月9日、同空港の横琴アップストリーム貨物ターミナルプロジェクト始動式典を広東省珠海市の横琴広東マカオ深化協力区で開催した。
同社執行委員会会長を務める陳穎雄氏によれば、電子商取引(EC)の急速な発展に伴い、航空貨物需要が増加する中、マカオ及び横琴当局の指導と支援の下、2022年9月から中国海運大手「コスコグループ」のコスコシッピングロジスティック&サプライチェーンマネジメント社との協力をスタートし、綿密な調査・研究を経て両社の間で2023年10月に広東横琴マカオ国際空港ロジスティックス社を共同設立するに至り、以降多くのアップストリーム貨物ターミナルプロジェクトに関する多くの重要な契約を締結してきたとのこと。
その後、広東横琴マカオ国際空港ロジスティックス社は2024年11月、横琴広東マカオ深化協力区内に約6.67万平方メートルのアップストリーム貨物ターミナル用地を取得することに成功。目下、2025年第1四半期の着工を目指して設計及び許認可申請手続きを進めているという。
マカオ国際空港では、埋め立てを伴う拡張工事も同時並行で展開しており、横琴アップストリーム貨物ターミナルプロジェクトと併せて、マカオの航空輸送能力の大幅な向上が期待されている。