マカオで就労するフィリピン人の男3人が覚醒剤使用・密売などで逮捕

 マカオ司法警察局は12月13日、”アイス”と呼ばれる覚醒剤の使用や密売に絡み、マカオで就労するフィリピン人の男3人を逮捕したと発表。

 同局によれば、フィリピン人の男1人がマカオで覚醒剤を使用しているとの情報をキャッチし、内偵調査を経て身元と住所を突き止め、11月11日昼過ぎにマカオ半島新橋エリアの路上で男に職務質問を行い、男を伴って付近にある住居を捜索したところ、アイス0.3グラムが入った小袋1点と吸引用具とみられるものが見つかったことから、逮捕したとのこと。

 その後の詳細調査で、本件に別のフィリピン人の男2人が関与していることが判明。同日夕方、新橋エリアの路上で2人目の男を逮捕。男は逮捕時、アイス計4.1グラム入りの小袋11点と包装用品を所持していたという。同日深夜には同エリアで3人目の男を発見し、男は抵抗及び逃走を企図したものの、取り押さえて逮捕に成功。この男もアイス計3.6グラム入りの小袋4点を所持していた。

 同局が押収したアイスの合計は約8グラム、末端価格にして約2万パタカ(日本円換算:約38万円)で、尿検査の結果は3人とも陽性。同局では、3人(30〜40代)について、捜査で得られた情報を総合的に判断し、それぞれ不法麻薬・向精神薬密売、使用、不適当器具・設備所持の罪(3人目の男については反抗・脅迫罪を付加)で検察院送致するとともに、引き続きアイスの入手経路や他に関与した人物の行方を追っていくとした。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ司法警察局)

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