マカオ、2024年11月の対外商品貿易統計公表…輸入額が7.8%減
- 2024/12/30 8:39
- 産業・経済
マカオ政府統計・センサス局は12月27日、今年(2024年)11月及び1〜11月累計の対外商品貿易統計を公表。
今年11月の輸出総額は前年同月から17.3%減の11.5億パタカ(日本円換算:約227億円)。再輸出は18.4%減の10.4億パタカ(約205億円)で、このうちカジノ用製品と酒類がそれぞれ91.4%、50.1%減、衣料品と腕時計はそれぞれ1.1倍、84.6%増。マカオ製の製品の輸出は5.5%減の1.1億パタカ(約22億円)となり、このうちコンフェクショナリーと銅・銅製品がそれぞれ35.5%、13.7%減、衣料品と医薬・有機化学製品がそれぞれ10.4%、2.4%増。輸入総額は7.8%減の114.9億パタカ(約2270億円)。このうち建築資材、香水、コスメティック・スキンケア用品がそれぞれ51.6%、50.0%、41.5%減、カジノ用製品と携帯電話はそれぞれ31.2%、27.2%増。単月の貨物貿易赤字は103.4億パタカ(約2043億円)。
今年1〜11月累計の貿易総額は前年同時期から8.2%減の1301.6億パタカ(約2兆5713億円)。輸出総額は1.7%増の124.6億パタカ(約2461億円)で、このうち再輸出が2.5%増の111.1億パタカ(約2195億円)、マカオ製の製品の輸出が4.4%減の13.6億パタカ(約269億円)。輸入総額は9.1%減の1177.0億パタカ(約2兆3250億円)となり、貿易赤字は120.4億パタカ(約2378億円)縮小の1052.3億パタカ(約2兆0787億円)に。
今年1〜11月の輸出先別では、EUが37.7%増の1.8億パタカ(約36億円)だった一方、中国本土は21.5%減の7.0億パタカ(約138億円)、香港が1.1%減の88.8億パタカ(約1754億円)、米国が32.0%減の2.8億パタカ(約55億円)。品目別では、紡績品・衣料が15.5%増の14.3億パタカ(約282億円)、非紡績商品についても0.2%増の110.4億パタカ(約2181億円)。
輸入品の原産地別では、中国本土が2.5%減の359.5億パタカ(約7101億円)、EUが16.5%減の343.1億パタカ(約6777億円)、日本が5.3%増の83.3億パタカ(約1645億円)。輸入元別では、香港が12.3%減の920.2億パタカ(約1兆8177億円)、中国本土が2.4%増の192.5億パタカ(約3803億円)。品目別では、消費財が14.7%減の831.3億パタカ(約1兆6421億円)。このうち食品・飲料が8.3%減の199.2億パタカ(約3935億円)、衣料品・靴類が3.6%減の116.5億パタカ(約2301億円)、ゴールド製ネックレスが27.8%減の94.5億パタカ(約1867億円)。このほか、燃料・潤滑油は11.0%増の73.2億パタカ(約1446億円)、携帯電話は17.9%減の41.3億パタカ(約816億円)、建築資材は32.7%減の18.9億パタカ(約373億円)。