マカオ衛生当局がインフルエンザと急性胃腸炎に注意呼びかけ

 マカオ政府衛生局(SSM)は1月3日夜、最近の状況を踏まえ、インフルエンザ及び急性胃腸炎の予防に対する注意を呼びかける情報を相次いで発出した。

 インフルエンザについては、昨年(2024年)12月下旬からインフルエンザ様症状の医療機関受診者数が上昇しており、中でも成人の症例が目立つとのこと。昨年末の同局によるインフルエンザ様症状患者のインフルエンザウイルス陽性率は15%で、警戒レベルの14.5%を上回ったことから、インフルエンザが流行期に入り、今後数週間にわたって状況が持続するとの見通しを示した。

 なお、昨年のマカオにおけるインフルエンザ重症例は21例、患者の年齢は3〜92歳、死亡例は5例。重症例のうち予防接種を受けていたのは5例のみだったという。

 急性胃腸炎についても、昨年12月から受診者数の上昇が始まり、毎週平均88人から12月末には125人に達してたとのこと。中でも、ノロウイルス感染例が12月9日から上昇しており、毎週平均24例から12月下旬には92例に。また、集団胃腸炎の発生も多く確認され、大半がノロウイルスによるものだったとした。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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