輸出入ともに伸びる―14年4月対外商品貿易統計
- 2014/6/1 12:57
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は5月30日、今年(2014年)4月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年同月比16%増の8.4億パタカ、輸入は同13%増の73.5億パタカとなった。4月の貿易赤字は65.1億パタカ。
輸出のうち、再輸出貨物が前年同月から25%増の6.8億パタカ、地元産品の輸出は12%減の1.5億パタカだった。
今年1~4月の累計では輸出が前年比8%増の33.2億パタカ、そのうち再輸出貨物が11%増の27.0億パタカ、地元産品の輸出が2%減の6.2億パタカ。輸入は16%増の292.0億パタカ。貿易赤字は258.8億パタカ。
今年1~4月の輸出先のうち、香港向けの貨物価値が前年同期比18%増の20.5億パタカ、欧州連合(EU)向けが19%増の1.0億パタカだった一方、中国大陸向けが9%減の4.3億パタカ、米国向けが19%減の1.0億パタカだった。
非紡績品の輸出は前年同期比11%増の30.6億パタカ、そのうち機械設備・パーツが34%、時計が70%増の3.7億パタカ。紡績品及び完成衣料品の輸出は14%減の2.6億パタカ、編み物/クロセ完成衣料品は1.4億パタカで12%の減少。
輸入元については中国本土が92.3億パタカ、EUが75.3億パタカで、それぞれ貨物価値で前年同期比12%、25%増。品目ではコンシューマーグッズが189.3億パタカで20%増、ゴールド製ネックレスが54%増の37.4億パタカ、腕時計が71%増の28.5億パタカ。この他、建築資材の輸入が45%増の11.4億パタカあった。
今年1~4月の対外商品貿易総額は325.0億パタカに達し、前年同期の281.4億パタカから16%の増となった。
なお、今年1~4月の商品輸入総額に占める日本の割合は約5%で、中国本土(32%)、香港(11%)、スイス(10%)、フランス(9%)、イタリア(7%)に次ぎ、米国(5%)と並ぶ。