マカオで違法薬物の密売に従事…中国人の女逮捕、自身で使用も

 マカオ司法警察局は1月9日、違法薬物の密売に従事した上、自身でも使用したとして20代の中国人(中国本土居民)の女1人を逮捕したと発表。

 同局によれば、マカオ半島の新口岸エリアで覚醒剤の密売に従事している人物がいるとの情報があり、内偵捜査を経て容疑者の女を特定。1月8日に同エリアで女を発見・逮捕し、その後の女の滞在先の捜索で”アイス”と呼ばれる覚醒剤の入った小袋2点(計3.3グラム)、”ケタミン”と呼ばれる麻薬の入った小袋8点(計5.8グラム)、違法薬物の吸引器具、違法薬物の包装用とみられる大量の小袋を発見したとのこと。

 女は同局の取り調べを拒否しているというが、尿検査の結果、違法薬物に対する陽性反応が確認されたという。同局では、捜査で得られた情報から、女はおよそ半年前から違法薬物の密売に従事し、上役とみられる人物らから違法薬物を仕入れた上、マカオで違法売春に従事する女らを客としていたとし、女を違法薬物密売及び使用の罪で検察院送致するとともに、違法薬物の入手経路や他に関与した人物の行方を継続して追っていくとした。

 なお、本件で同局が押収した違法薬物の末端価格は約1万6700パタカ(日本円換算:約33万円)相当とのこと。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ司法警察局)

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