マカオLRTマカオ半島線南部ルート紹介展実施
- 2014/6/3 11:56
- 社会・政治
マカオ政府運輸インフラオフィスは新交通システム「マカオLRT」のマカオ半島線南部ルートに関する詳細プランの紹介などを行う展示会を6月3日から市内3カ所で開催する。地下化を望む声もあった市街中心部については当初予定通り高架方式を採用するとしている。
マカオLRTマカオ半島線はマカオ半島北部の關閘(ボーダーゲート)から東部沿岸を南下し、城市日大馬路から市街地を経由して南灣湖、西灣湖を経て媽閣へ至るルート。媽閣でタイパ線と接続する。今回の展示会で詳細が発表されたのは金蓮花、科學館、藝園、南灣、西灣、媽閣の6駅の南部ルートで、金蓮花駅から南灣駅までが高架方式、そこから先はトンネル方式を採用し、西灣駅、媽閣駅の2駅は地下駅を予定している。
ルート内で唯一市街地を貫通する形となる城市日大馬路について、景観や騒音などの問題を憂慮する市民の間から地下化を望む声もあったが、すでに同エリアの地下には排水施設や大型駐車場などがあることから現実的ではないとし、計画の早期具体化のために当初予定通り高架方式を採用するとしている。なお、マカオLRTは東京のゆりかもめと同タイプのゴムタイヤ式車輌が導入されることから、低騒音、低振動が実現される見込みだ。
当局では、早期に地質調査や基本設計を終え、2014年末又は2015年頭に建設工事に関する入札を実施したいとしている。
展示会の日程及び会場は下記の通り。
・2014年6月3~30日:宋玉生公園、媽閣廟前地
・2014年6月16~7月13日:友誼廣場
※見学無料