マカオ、春節シーズンにパレードや花火大会など大型観光イベント開催
- 2025/1/18 11:19
- ツーリズム
観光都市マカオにとって、農暦新年(春節/旧正月)シーズンは年間最大の書き入れ時のひとつに数えられる。今年(2025年)の春節は1月29日で、前後にかけて、多くのインバウンド旅客がマカオを訪れると見込まれている。
マカオ政府旅遊局(MGTO)は1月17日に会見を開き、まもなく迎える農暦新年シーズンに開催を予定している大型観光イベントの概要を発表。目玉イベントは農暦新年パレードと新春花火大会で、それぞれ複数回開催される。
農暦新年パレードは春節から数えて3日目にあたる1月31日にマカオ半島東部の沿岸一帯、同11日目にあたる2月8日にマカオ半島の北区一帯でそれぞれ開催される。
例年、春節3日目にマカオ半島東部の沿岸一帯で開催されるパレードの方が規模が大きく国際的で、より観光客が楽しめるものとなっている。今回、3日目のパレードには山車(電飾を施した車両)17台とともに、「2025年東アジア文化都市」に選ばれた4都市(マカオ、中国・浙江省湖州市、日本・鎌倉市、韓国・安城市)のパフォーマンスチーム、マカオ、香港、中国本土、コロンビア、フランス、インド、ルーマニア、スペインなどから約1300人のパフォーマーが出場を予定しているという。
開催時間は午後8時から午後9時45分までで、山車とパフォーマーは西灣湖廣場(マカオタワー前)を起点に孫逸仙大馬路、マカオ科学館前を経てマカオフィッシャーマンズワーフに至るルートを進む。沿道には5ヶ所に合計約4300席の無料観覧席(午後5時半から先着順)が設けられ、キャパシティは前年から7割増とのこと。また市内各所に大型モニタを設置し、パレードの模様をライブ中継するとした。
新春花火大会は3夜にわたって開催される。開催日時は1月31日(春節3日目)午後9時45分、2月4日(同7日目)及び2月12日(元宵節)のいずれも午後9時から15分間、マカオタワー正面海上が打ち上げ会場となる。
同局では、おすすめ鑑賞場所としてマカオ半島の「南灣・雅文湖畔(アニム・アルテ・ナンワン)」、「孫逸仙大馬路の観音像〜観音像休憩区」、「沙格斯大馬路(マンダリンオリエンタルマカオ近く)」、「マカオ科学館前防潮堤」、「湖濱路(YOHOトレジャーアイランドリゾートワールドホテル近く)」とタイパ島北部の「タイパ海洋大馬路一帯」の6ヶ所を挙げ、これらの場所に音響設備を設置し、花火の打ち上げに合わせてバックグラウンドミュージックを流すとした。これらの場所以外でも澳門電台(マカオラジオ/FM100.7)でバックグラウンドミュージックを聴取できるとのこと。
上記以外にも、春節シーズンにかけて官民による各種イベントが多数開催予定となっている。