マカオのIR併設モールの複数店舗で商品120点万引き…モンゴル人の男女5人逮捕
- 2025/1/18 17:41
- 社会・政治
マカオ治安警察局は1月17日、コタイ地区の統合型リゾート(IR)併設ショッピングモール内にある3つの店舗から大量の商品を万引きしたとして、モンゴル人の男4人と女1人(20〜30代)を逮捕したと発表。
同局によれば、同月15日にIR併設モール内の衣料品店から店内用のショッピングバッグに破壊された盗難防止タグ5個が入っているのが見つかり、店内の監視カメラ映像を確認したところ、1人の男が大量の商品を試着室に持ち込んだ後、支払いをせずに店を出ていたことから、この人物に万引きされた可能性があるとの通報が寄せられたとのこと。
通報を受けた同局が店内及びIRの監視カメラ映像の分析したところ、5人組が万引きに関与していたことがわかり、その身元を特定した上、同日中に当該IRのロビーで全員の逮捕に成功。この際、5人は万引きしたとみられる商品をスーツケースに詰めているところで、IR併設モール内にある3つの店舗から万引きしたとみられる商品約120点、約3万4000パタカ(日本円換算:約68万円)分と盗難防止タグ破壊用の磁石が見つかったという。
同局の調べに対し、男1人と女1人が5人でグループを組んで犯行を行ったことを認め、残る3人は否認もしくは覚えていないなどと供述したが、同局では捜査で得られた情報を総合し、5人全員を加重窃盗罪で検察院送致するとした。
なお、このうち男2人については所持品の中から違法薬物及びその吸引器具も見つかり、いずれも検査で当該薬物に対して陽性反応が確認されたことから、加重窃盗罪に加えて違法麻薬・向精神薬吸引罪と不適当器具・設備所持罪を付加したとのこと。
マカオでは、アフターコロナで社会・経済の正常化が進む中、観光名所周辺やバスの車内といった人混みでスリ被害がしばしば発生しており、警察が累次の注意喚起を行っている。