マカオ、2025年のインバウンド旅客数3800万〜3900万人見込む…コロナ前2019年並み
- 2025/1/19 14:38
- ツーリズム
マカオでは、アフターコロナで社会・経済の正常化が進み、インバウンド旅客数についても2023年の年初から回復傾向を維持している。
昨年(2024年)インバウンド旅客数は速報値で前年比23.6%増となる約3493.2万人(延べ、以下同)に上り、目標値の3300万人をクリア。また、コロナ前2019年からの回復率は88.6%に達した。
マカオ政府旅遊局(MGTO)のマリア・エレナ・デ・セナ・フェルナンデス局長は1月17日に春節(旧正月)シーズンに開催する大型観光イベントの概要発表会見を終えた後、囲み取材へ応じた際、今年(2025年)のインバウンド旅客数をほぼコロナ前2019年並みとなる3800万〜3900万人と見込んでいることを明らかにした。
回復が一層進むと要因として、中国本土からの「自由行(IVS)」と呼ばれる個人観光旅行スキームの対象エリア拡大、マカオと隣接する珠海市居民が週1回マカオ渡航が可能とする新政策など、昨年から今年にかけて相次いで講じられた中国中央による多数のマカオ支援措置を挙げた。
このほか、中国本土で大型連休となる春節ホリデー期間中(8日間)のインバウンド旅客数については、1日平均で前年同時期から9%増の約18.5万人(うち中華圏以外からの国際旅客約8000人)を見込んでいるとした。