マカオのNOVAモールがPOP MARTとコラボの春節テーマイベント開催

 マカオでは春節(旧正月)シーズンを間近に控え、市内各所で華やかな春節デコレーションの準備が進むほか、商業施設等でも年賀用品フェアなど春節テーマのショッピングイベントが相次いでスタートしている状況。

 高層マンションが建ち並ぶマカオ有数の人口密集地・タイパ島の中心エリアに位置するNovaモールで1月17日、中国発のアートトイブランド「POP MART」とコラボレーションした春節テーマイベント「Let’s Celebrate Chinese New Year with POP MART at NOVA Mall」が開幕した。開催期間は(2025年)3月2日まで。

 今回イベントは、「POP into Prosperity」をコンセプトで、会場となるモールG階中央のアトリウム部にPOP MARTの人気IPであるMOLLYの高さ6メートルにも及び巨大なインフレータブルインスタレーションを設置。その周囲には、8つの「POP BEAN」人気キャラクター(MOLLY、SKULLPANDA、LABUBU、DIMOO、PINO JELLY、CRYBABY、ZSIGA、TWINKLE)のパネルが並び、記念写真撮影スポットとして注目されそうだ。ほかにも、会場内にはランタンウォール、マカオ初お目見えとなるPOP BEANの春節シリーズやマカオ限定セット商品などを取り扱う(それぞれ取り扱い期間設定あり)というPOP MARTのポップアップストアも設けられている。

「Let’s Celebrate Chinese New Year with POP MART at NOVA Mall」会場イメージ(写真:Nova Mall)

 イベント開催に合わせて(2025年)2月2日まで、NOVAモールで一定額以上の消費をしたレシートを提示するとPOP BEANの春節テーマグッズと引き換えができるとあり、イベント開幕日から多くのファンで賑わいをみせていた。

 近年、NOVAモールは世界各地の著名IPとコラボレーションしたイベントを積極的に開催している。昨年は春節シーズンに日本の「モンチッチ」、また夏季にも日本の「ちびまる子ちゃん」、クリスマスには米国の幼児向け知育アニメーション「CoComelon」といったIPを採用。運営会社シュンタックグループ・マーケティング部門ダイレクターのビンセント・トン氏は今回のイベントの開幕式後の囲み取材で、NOVAモールはオープンから4年が経過したが、昨年のIPを活用したイベント開催の効果は顕著で、人流が倍増したことを明らかにした上、今後もコアターゲットである地元市民をはじめ、インバウンド旅客を吸引する各種施策を講じていきたい考えを示した。

囲み取材へ応じるシュンタックグループ・マーケティング部門ダイレクターのビンセント・トン氏(写真:Nova Mall)

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