マカオ、2024年通期の消防出動数は約5.4万件…前年から2.75%増

 マカオ消防局は1月23日に記者会見を開き、昨年通期(2024年1〜12月)の消防関連統計データを公表。

 昨年の総消防出動数は前年から2.75%増の5万4133件だったとのこと。内訳は、火災が5.5%増の882件、救急車出動が5.06%増の4万5236件、救助活動が1.65%減の1792件など。

 火災のうち放水を要しないケースが79.82%を占めた。主な出火原因としてコンロの火の消し忘れ、(たばこなど)火種の不始末、線香・蝋燭・冥銭など神拝用品の燃焼、機械の故障などが挙げられ、これらが火災通報全体の66.44%を占める586件に上ったとのこと。

 救急車出動数の増加要因については、発熱、めまい、頭痛等の軽微な体調不良での出動要請が増えたことを挙げ、めまい、頭痛、腹痛、発熱、挫傷等が多くを占めたという。

 同局では、市民に対して外出前にコンロ及び電化製品をオフにするようにし、日頃からたばこや火種の処理に気をつけること、また限られた資源を本当に必要としている人へ振り向けるべきとし、市民に対して救急車の濫用を控えるよう呼びかけを行った。

 参考までに、マカオの面積は約32平方キロ、人口は約68万人。

マカオ消防局による記者会見の様子=2025年1月23日(写真:澳門消防局)

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